外しちゃダメ?車両保険の必要性&設定の判断ポイント4つ
車両保険って外しちゃダメ?
自動車保険(任意保険)のプランを検討する時に迷ってしまいがちなのが車両保険の扱いです。
自分の車が損傷した際に補償することを目的とした車両保険は、つけるかつけないかで保険料が1.5〜2倍近く変わってきます。
自動車保険料を節約したいなら、この車両保険を外すか設定を見直すか、ぜひじっくり考えてみたいところです。
当サイトでは「ローコストで確かな安心」をコンセプトとしていますが、基本的にこの車両保険を外すことはおすすめしていません。
ただし例外的に外して良い場合もありますし、ドライバーの運転環境しだいでは補償範囲をなるべく狭めることで保険料を安く抑えることも可能となります。
知っておくべきポイントは以下の4つです。
- そもそも車両保険って何?
- 車両保険が必要なドライバーとは?
- どのタイプを選ぶか?
- 免責(免責金額)は設定すべきか?
以下に、車両保険の必要性と上手な設定方法の考え方について述べていきます。
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判断ポイント1:そもそも車両保険とは?
そもそも自動車保険(任意保険)とは7種の保険と各種の特約のセット商品であり、車両保険はその中のひとつに含まれるものです。
各種の保険と当サイトでおすすめする自動車保険プランは以下の通りとなっています。
当サイトおすすめプラン
対人賠償保険 : 無制限
対物賠償保険 : 無制限
人身傷害保険 : 3000万円
搭乗者傷害保険 : 不要
車両保険 : 状況によって必要
必要な特約
- 弁護士費用の補償
- 対物超過修理費用の補償
- ファミリーバイク特約(原付バイク所有者のみ)
※「無保険車傷害保険」と「自損事故保険」は自動セットされるので検討対象外。
このうち車両保険は、事故や災害などで自分の車が損害を受けた場合の修理費を補償してくれる保険です。
自分の車が損害を受けるとは、例えば以下のケースが挙げられます。
- 車と車の衝突、接触
- 災害や盗難
- いたずら、落書き
- あて逃げ
- 単独事故
車両保険の保険料や補償される金額は等級や車種によって変わり、外車、スポーツカーなどの高級車ほど高くなっていきます。
車両保険はその他の保険よりも使う頻度が高いため、自動車保険料全体の中でも大きな割合を占めています。
例えばソニー損保の自動車保険を車両保険のある/なしで同条件で比較すると以下の様になります。
- 車両保険あり 111,550円/年
- 車両保険なし 52,210円/年
※車両保険金額:200万円
※車種「アクア」/無事故20等級/35才男性/東京都在住/ブルー免許で見積もり(2015年)
このように車両保険のある/なしでは保険料が1.5〜2倍近く変わってくるケースもあるため、「自動車保険料をなるべく安く抑えたい」と考える方なら一度は車両保険を外すことを検討したことがあるのではないでしょうか。
ちなみに契約者全体を見れば、車両保険を外して自動車保険に加入している方は約40%というデータがあります。
判断ポイント2:車両保険は必要?
自動車保険プランから外すことで保険料を大きく節約できる車両保険。
しかし当サイトでは基本的に車両保険を外すことをおすすめはしません。
なぜなら自動車事故を起こす可能性は決して低いものではなく、車両保険を使う可能性は高いからです。
日本で1年間に事故を起こす人は約100万人、ひとりのドライバーが1年間で事故を起こす確率は約10%というデータがあります。つまり10人に1人は保険の対象になる事故を起こしている計算になります。
あなたの友人、知人にも自動車事故を起こした経験のある人が必ずいるのではないでしょうか?
長年乗り続け、中古車の下取りに出したら査定がゼロになるような古い車なら例外的に外してOKですが、基本的には車両保険には加入して、もしもの事態にしっかり備えるべきです。
特に運転初心者や新車を購入したばかりのドライバーなら車両保険は必要不可欠です。
判断ポイント3:どのタイプを選べば良い?
「車両保険に入ろう」と決めたら、次に判断すべきはそのタイプです。
車両保険には「オールリスク型(一般)」と「エコノミー型」の2種類があります。
それぞれの名称は各社で多少の違いがありますが、内容は基本的に同じです。
オールリスク型とエコノミー型の主な違い
オールリスク型(一般) |
エコノミー型 |
|
---|---|---|
保険料 | 約2倍 |
約1.6倍 |
車どうしの衝突、接触 | ◯ |
◯ |
盗難 | ◯ |
◯ |
飛び石での破損 | ◯ |
◯ |
いたずら・落書き | ◯ |
◯ |
自損・単独事故 | ◯ |
× |
あて逃げ | ◯ |
× |
保障内容の主な違いは「自損・単独事故」「あて逃げ」の扱いにあり、保険料は「車両保険なし」の場合に比べてそれぞれ約2倍、約1.6倍となります。
ドライバーそれぞれが「自損・単独事故」「あて逃げ」に対してどれくらいリスクを感じているかで選び分けることになります。
普段の運転が少なかったり、安全運転に自信があるという方ならエコノミー型を選んで、ちょっとした修理が必要になったら保険を使わず自腹を切るという考え方も有効でしょう。
ちなみにスポーツカーなどの高級車だと、ちょっとした修理で何十万、何百万とかかることがあります。この場合はオールリスク型が必須です。
判断ポイント4:「免責」は設定すべき?
さらに車両保険を節約する方法としておすすめなのが、「免責(免責金額)」を設定することです。
免責とはつまり、「この金額を下回る修理金額であれば、保険を使わず自腹で払います」というものです。
免責金額は「5万円」や「10万円」が一般的であり、高い免責金額を設定するほど保険料も安くなります。
車両保険は保険金を申請すると等級が1〜3つダウンしてしまい、翌年以降の割引率も低下してしまいます。
ですから車両保険については少額の修理代なら自腹を切り、高額の修理代のみ車両保険を使うという考え方が有効です。
ご自身の予算に応じて免責を設定するのがおすすめです。
まとめ:保険料とのバランスで車両保険を設定しよう
つけるかどうかで保険料が大きく変わる車両保険。
当サイトでは基本的につけることをおすすめしますが、結局その必要性や設定は以下の要素のバランスで判断していくものです。
- 自分が事故を起こすリスク
- 所有する車の価値(時価額)
- 保険料
- 自腹を切れる金額
先に挙げた4つの判断ポイントを中心に検討し、判断されることをおすすめします。
また、節約を考えるなら保険代理店を通さないダイレクト自動車保険(インターネット自動車保険)への乗り換えを比較、検討してみることも有効です。
当サイトでは各損保会社の比較レビュー、ランキングづけも行っておりますので、ぜひそちらもご参照ください。
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