2021年1月更新:セゾン「おとなの自動車保険」評価レビュー
「おとな」のための自動車保険!
このキャッチコピーで知られるのがセゾン自動車火災保険の「おとなの自動車保険」です。
ターゲット層を明確にした販売戦略をとっており、値上がりが続く自動車保険料が気になっている40代、50代の方だと気になっている方も多いのではないでしょうか?
日本の三大メガ損保のひとつである損保ジャパン日本興亜グループを親会社に持つこの商品は、40代、50代の保険料の安さのみならず、インターネット自動車保険の中で最も充実した個人賠償責任特約や、事故現場に急行する事故現場安心サポートも持つ優良保険のひとつです。
当サイトでもこの充実度を評価してA評価と高いランクづけとしています。
その特徴、他社と比較した際の違いはどこにあるのでしょうか?以下に述べていきます。
(最終更新:2021年1月)
「そもそも自動車保険ってどんな仕組み?」「安さで人気のインターネット自動車保険(ダイレクト自動車保険)って何?」「今のおすすめ商品は?」など、基本をイチから知りたいという方はまず以下のページから御覧ください。
イチからわかる!インターネット自動車保険おすすめ比較ランキング2021
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主な補償内容と評価
まず、主な補償内容と当サイトの評価は以下のようになります。
セゾン「おとなの自動車保険」 | |||||||||
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![]() |
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まず、自動車保険(任意保険)の基本的な内容はどこでもほぼ共通ですので、メインである4種の保険セット(対人賠償、対物賠償、人身傷害、車両)は「おとなの自動車保険」と他社に大きな違いはありません。
当サイトおすすめプラン
対人賠償保険 : 無制限
対物賠償保険 : 無制限
人身傷害保険 : 3000万円
搭乗者傷害保険 : 不要
車両保険 : 状況によって必要
必要な特約
- 弁護士費用の補償
- 対物超過修理費用の補償
- ファミリーバイク特約(原付バイク所有者のみ)
※「無保険車傷害保険」と「自損事故保険」は自動セットされるので検討対象外。
特約(有料オプション)は8種類ありますが、当サイトですすめる最低限必要な特約は「弁護士費用の補償」「対物超過修理費用の補償」ですので、「おとなの自動車保険」を選ぶなら、「弁護士費用特約」「対物全損時修理差額費用特約」が必要となります。
参照
ローコスト&最低限で備えるなら自動車保険に必要な特約は二つだけ!
注意が必要なのはロードサービス(車のトラブル対応サービス)です。
他社の自動車保険ではロードサービスは基本補償に含まれていますが、「おとなの自動車保険」では「ロードアシスタンス特約」という特約扱いになってるので、忘れずに加えるようにしましょう。
それ以外では原付バイクに乗るなら「ファミリーバイク特約」も必要となりますし、後述するように「おとなの自動車保険」は個人賠償責任特約が充実しているので、ここもぜひ検討したいポイントです。
全体的に見ると不要なものはなるべく外せるように商品が構成されているので、「おとなの自動車保険」を選びたいなら基本的な知識を身につけたうえで検討していく必要があります。
以下に、インターネット自動車保険でも最も重視すべき「保険料の安さ」と「事故対応力」に重点を置いて「おとなの自動車保険」を他社と比較評価します。
保険料は40代、50代で最安となる可能性も
近年、「おとなの自動車保険」は保険料の安さにおいて競争力を高めており、インターネット自動車保険の中でもトップクラスの水準にあります。
※保険料の安さランキング比較順位&総合評価
20代 | 40代 | 50代 | 60代 | 総合評価 | |
---|---|---|---|---|---|
SBI損保 | 4 | 2 | 1 | 1 | ![]() |
おとなの自動車保険 | 7 | 1 | 2 | 2 | ![]() |
イーデザイン損保 | 5 | 3 | 3 | 3 | ![]() |
チューリッヒ | 2 | 5 | 6 | 6 | ![]() |
三井ダイレクト | 3 | 6 | 4 | 5 | ![]() |
アクサダイレクト | 1 | 4 | 5 | 4 | ![]() |
ソニー損保 | 6 | 7 | 7 | 7 | ![]() |
セコム損保 | 8 | 8 | 8 | 8 | ![]() |
特に「おとなの自動車保険」が一番のアピールポイントとしている40代、50代の方の保険料は確かに安くなる傾向があるので、40代、50代の方ならぜひ選択肢に加えておきたいところです。
ちなみに40代、50代の自動車保険料は「おとなの自動車保険に限らず」どこの損保でも安く抑えられています。なぜならその年代は事故率が低いからです。
<年代別 自動車事故率のイメージ>
ただでさえ安い40代、50代の保険料をさらに安くしている。
これが「おとなの自動車保険」の保険料の特徴です。
ただし20代などの若年層では他社と比較してやや高めになるというデータもあるので、保険料の安さを重視するなら「一括見積もりサービス」を利用するなどして必ず確認しておきたいところです。
事故対応&ロードサービスは標準以上のレベル
現在の「おとなの自動車保険」の事故対応満足度は、インターネット型でシェアナンバーワンのソニー損保や外資系で評価を高めているチューリッヒをやや下回っていますが、業界の標準レベルにほぼ近い評価となっています。
2020年事故対応力&ロードサービス比較評価ランキング
事故対応力 | ロードサービス | |
---|---|---|
ソニー損保 | ![]() |
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イーデザイン損保 | ![]() |
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アクサダイレクト | ![]() |
![]() |
おとなの自動車保険 | ![]() |
![]() |
チューリッヒ | ![]() |
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三井ダイレクト | ![]() |
![]() |
セコム損保 | ![]() |
![]() |
SBI損保 | ![]() |
![]() |
「おとなの自動車保険」の場合、事故対応を親会社の損保ジャパン日本興亜グループ(日本の三大メガ損保のひとつ)にゆだねているので事故処理拠点地域数は充実しています。
これは実際の事故対応で担当者との面談が必要となるケースも踏まえればメリットとなります。
また特に強調したいのが、警備サービス大手のALSOK(アルソック)と提携して、事故現場に専門スタッフを派遣する事故現場安心サポートです。
一般的に損保会社の社員が事故現場に来ることはめったにありませんので、「現場に自分の味方になってくれる人が来てくれる」というこのサービスは特に初心者や女性ドライバーにとって価値が高いと言えます。
また、ロードサービスについても充実したレベルにあります。
無料レッカー距離が300kmと他社と比べても抜群の長さを持ち(平均は約50km)、バッテリー上がりの対応回数は無制限、事故で足止めとなった場合の交通費、宿泊費も負担されるなどどれをとっても高い水準にあります。
ただし注意しておきたいのは「おとなの自動車保険」の場合、ロードサービスは基本補償に含まれるのではなく、特約(有料オプション)として選択することになっています。
これはメインターゲットとしている40代、50代ドライバーがJAFに加入していたり、ロードサービスつきのクレジットカードに加入するなどで必要としていないケースを想定しているからです。
ロードサービスをうっかりつけ忘れたり、他社との保険料比較の際に間違える可能性もあるので注意が必要です。
実際に見積もりを取る場合には、補償内容にロードサービスが含まれているのかどうかも注意して見ていくようにしましょう。
インターネット自動車保険で最も充実した「個人賠償責任特約」!
その他、「おとなの自動車保険」の特徴、強みとして挙げておきたい点にまず個人賠償責任特約の充実があります。
「個人賠償責任保険」をご存知でしょうか?私たちが日常生活の中でうっかり他人をケガさせてしまったりモノを壊してしまった場合にその損害を賠償する保険のことです。
最近は「自転車事故で相手が亡くなってしまった」あるいは「後遺症が残るほどの大ケガを追わせてしまった」などで数千万〜1億以上の賠償金支払いが命じられるケースがニュースになったりしますが、そうした場合もこの保険が適用されます
特にお子さんを抱えている世帯なら必須と言えるものです。
この個人賠償責任保険、たいていは賃貸でもマイホームでも加入している火災保険に特約としてついていることが多いのですが、上限額が少なかったり示談代行サービスがついてなかったりと不十分なこともあります(ぜひ確認してみてください)。
「おとなの自動車保険」はインターネット自動車保険の中で唯一、「保険金無制限・示談代行サービスつき」の個人賠償責任特約がつけられます(特約料は約1500円)。
この特約が必要な方にとって、「おとなの自動車保険」は大きなメリットがあると言えます。
「もらい事故」で車両保険を使っても等級が変わらない!
また「おとなの自動車保険」はもらい事故に強いのもメリットのひとつです。
具体的に言うと「おとなの自動車保険」の車両保険には「車両無過失事故に関する特約」が含まれています。
例えば、後ろから追突されて自分は無過失(過失割合0:100)なのに相手が任意保険に入っていなくて修理代を払ってくれず、やむなく自分の車両保険を使うことになったケース。
この場合、自分に非はないのに等級がダウンして翌年の保険料が上がってしまうという理不尽な思いをすることになります。
そんなケースでもこの「車両無過失事故に関する特約」があってその適用条件を満たしていれば「等級ノーカウント事故」として扱われ、翌年の等級に影響することがありません。
現在、この「もらい事故で車両保険を使っても等級が変わらない」特約を採用しているのはインターネット自動車保険なら「おとなの自動車保険」とイーデザイン損保、セコム損保のみとなっており、ここは大きな強みと言えます。
総評&どんな人が「おとなの自動車保険」を選ぶべき?
保険料、事故対応、ロードサービスのどれをとっても目立った穴のない「おとなの自動車保険」は優良な自動車保険のひとつと評価できます。
特に保険料の安くなる40代50代の方、事故にあった際の現場急行サービスに大きなメリットを感じる方なら積極的に検討してみる価値はあるでしょう。
当サイトでもこの点を評価してA評価と高いランクづけとしています。
ただし「保険料の安さ」や「事故対応の充実」を重視するならソニー損保やチューリッヒなど他にも候補が出てきます。
それぞれの商品に強みや特性がありますので、保険料を比較し、当サイトのレビューやランキングも読み比べながら決めていかれることをおすすめします。
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