もらい事故に強い!イーデザイン損保、おとなの自動車保険、セコム損保の特約とは?
「もらい事故なのに、自分の保険料が上がる?」
そんなケースがあり得ることをご存知ですか?
自分に過失がない「もらい事故」(過失割合0:100)は、原則として相手や相手の保険会社からすべての賠償金が支払われるため、自分の加入している自動車保険は基本的に無関係です。
しかし相手が自賠責保険のみで任意保険に加入していない場合には、自分の保険を使わざるを得ないケースもあり、「何で私に落ち度はないのに保険料が上がるの?」と理不尽な思いをすることがあるのです。
そうしたケースに対応できる特約が一部のダイレクト型自動車保険には存在します。
それが「車両無過失事故に関する特約」であり、現在はイーデザイン損保、セゾン「おとなの自動車保険」、セコム損保に付帯しています。
自動車保険を選ぶポイントのひとつとして頭に入れておきたいこの特約は一体どのようなものでしょうか?
以下に解説します。
このページのポイント
- 相手が「無保険車」だと自分の車両保険を使わざるを得ないことがある
- 「車両無過失事故に関する特約」があればノーカウント事故となり等級に影響しない
- イーデザイン損保、セゾン「おとなの自動車保険」、セコム損保はこの特約があるぶん有利となる
「そもそも自動車保険ってどんな仕組み?」「安さで人気のインターネット自動車保険(ダイレクト自動車保険)って何?」「今のおすすめ商品は?」など、基本をイチから知りたいという方はまず以下のページから御覧ください。
イチからわかる!インターネット自動車保険おすすめ比較ランキング2021
▼最短5分!最大20社の一括見積もり(無料)


※「保険スクエアbang!」の一括見積もりへ
スポンサーリンク
自分に過失がない「もらい事故」なのに等級が下がる?
そもそも、もらい事故とは自分に否がなく「100%相手が悪い」事故を指し、例えば以下のようなケースがあります。
- 他の車に後ろから追突された
- 自分の車が駐車・停車中にぶつけられた
- 相手がセンターラインをオーバーして起きた事故
- 相手の赤信号無視が原因となる事故
こうした事故の場合、自分が一方的に被害を受けているので、負わされたケガや損傷した車の修理代などは、原則として相手が100%補償しなければなりません。
しかし、相手が自賠責保険(強制保険)のみで任意保険に加入していない、いわゆる「無保険車」であった場合はどうでしょうか?
まず、ケガの補償は相手の自賠責保険からなされます。自賠責保険の賠償限度額はケガ120万円、死亡3000万円です(これも決して十分な内容とは言えません)。
しかし自賠責保険はこのケガや死亡への補償「対人賠償」のみに限られているため、「対物賠償」である車の修理代については補償されません。
つまり相手が無保険車である場合には、保険による車両損傷の補償が受けられないのです。
よって、相手の貯蓄などによる補償を受ける必要があるのですが、そもそも任意保険に入ってないドライバーほど経済的に余裕がない傾向にあるため、いざ事故を起こして自分の車両が損害を受けてもスムーズに賠償金が支払われないことも十分にあり得るのです。
しかし、自分が日常的に車を使っている場合にはなるべく早く修理をする必要があります。その時、貯蓄のみで対応しきれない場合には自分の入っている任意保険の車両保険を使わざるを得なくなります。
車両保険を使うと翌年から任意保険の等級は3つ下がることになります。さらに、現在の等級制度は3年間のペナルティである「事故あり等級」も適用されるため、より保険料の値上がり幅は大きくなってしまいます。
参照
事故車に厳しい自動車保険制度!大きな補償だけ保険を使うと考えよう
現在、任意保険に加入しているドライバーは約73%です。つまり今、道路を走っている車の4台に1台は自賠責保険のみの「無保険車」であり、「もらい事故に遭ったのに自分の保険を使うことになった」という理不尽な思いをする確率は決してまれとは言えないのです。
自動車事故で怖いのは、自分に過失がなくても事故に遭ってしまうことです。そしてこのように相手次第では相手が負うべき補償さえも自分で対処せざるを得ないケースもあり得るのです。
「車両無過失事故に関する特約」があれば等級が下がらない
「無保険車にもらい事故を起こされると、こちらに落ち度がなくても車両保険を使って等級が上がってしまうことがある」
このようななリスクをカバーできるのが「車両無過失事故に関する特約」です。
これは、もらい事故で車両保険を使っても翌年の等級に影響しない「ノーカウント事故」として扱われるという優れた特約です(ただし所定の条件を満たす必要があります)。
現在、この特約が採用されているダイレクト型自動車保険はイーデザイン損保、セゾン「おとなの自動車保険」、セコム損保の三社です。
<イーデザイン損保>
<セゾン おとなの自動車保険>
<セコム損保>
三社とも、この特約は車両保険に加入すると自動的にセットされることになっており、個別の特約料は発生しません。他社と比較した場合にこの特約は明らかに有利な点となります。
まとめ:もらい事故への強みも考慮して自動車保険を選ぼう!
「車両無過失事故に関する特約」が採用されているイーデザイン損保、セゾン「おとなの自動車保険」、セコム損保は、もらい事故への対応において他社より優れています。
もらい事故の場合、自分の契約している保険会社は原則として交渉に動いてくれません(事故の当事者ではないため)。
その欠点を補うために当サイトでは自動車保険(任意保険)の最低限の特約として、もらい事故で弁護士を依頼してもその費用が補償される「弁護士費用の補償」特約をつけることをおすすめしています。
参照
ローコスト&最低限で備えるなら自動車保険に必要な特約は二つだけ!
さらにこの「車両無過失事故に関する特約」があれば、もらい事故への備えはより手厚いものとなります。
自動車保険選びで最も大切なのは、まず「事故対応力と保険料のバランス」であり、そのうえで各社の内容を吟味していく必要があります。
各社の自動車保険を比較する材料のひとつとして、この「車両無過失事故に関する特約」も参考にされることをおすすめします。
<PR>ベストな自動車保険選びは保険料の比較から
自動車保険を選ぶなら、まず先に保険料の比較から始めるのが効率的です。
様々な条件で変動する自動車保険料の比較は「一括見積もりサイト」を利用するのが最も便利です。
安心の大手「保険スクエアbang」なら、最短5分で最大20社の一括見積もりが可能です。
↓見積もりはこちらから↓


スポンサーリンク
「そもそも自動車保険ってどんな仕組み?」「安さで人気のインターネット自動車保険(ダイレクト自動車保険)って何?」「今のおすすめ商品は?」など、基本をイチから知りたいという方はまず以下のページから御覧ください。
イチからわかる!インターネット自動車保険おすすめ比較ランキング2021
関連ページ
- どこが得?自動車保険のネット割引比較&落とし穴【2019年】
- ソニー損保「走るぶんだけ」保険料が他社より優れる3つの理由
- 安全運転で安くなる!ソニー損保のテレマティクス保険の評判は?
- ソニー損保「やさしい運転キャッシュバック」は良い!評価する理由とは?
- ソニー損保の事故対応(初期対応)は24時間365日だった!
- 現場急行!おとなの自動車保険+アルソックのメリットは?
- おとなの自動車保険やイーデザイン損保の現場急行サービスが優れる理由
- 比較!自動車保険の個人賠償責任特約でおすすめはおとなの自動車保険!
- イーデザイン損保の事故対応力を評価・信頼する4つの理由とは?
- イーデザイン損保の無事故割引・継続割引は本当にお得?2年目は高い?
- 本当に一番?チューリッヒのロードサービスを他社と徹底比較!
- なぜ二つ?チューリッヒ「ネット専用自動車保険」「スーパー自動車保険」の謎
- 走り放題!走行距離無制限のインターネット自動車保険はどれがベスト?
カテゴリ一覧
- ローコスト&事故対応力で選ぶ!インターネット自動車保険比較ランキング
- 通販型自動車保険とは?イチからわかる特徴&選び方
- 安い自動車保険でも大きな安心を得るコツとは?
- あの保険ってどうなの?各社の自動車保険をさらに深く考える
<PR>1分でできる!車が一番高く売れる無料一括査定
車はどこに売るかによって大きな金額差が出ることをご存知ですか?
車種によっては20〜30万円もの差となる各社の買い取り価格は、なるべく多くの見積もりをとるのがベストです。
一括見積もりサービス「かんたん車査定ガイド」なら最短1分の申し込みで、最大10社の一括査定を受けられます。